品名 | 胴厚型兼用たんす |
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品番 | KN-260 |
価格 | 1,188,000円 (税込み) |
備考 | オーダー対応可能 |
昇たんすでありながら上部に衣装盆を設けた桐たんすを「兼用たんす」と言います。1棹でたくさん収納したいというお客様の声がカタチになりました。引出しを多くしてたくさん入るよう工夫されています。良い着物が少しあり、洋服(ウール、カシミヤなど)が多い方には最適なスタイルです。
この兼用たんすは37ミリ厚の胴厚四方丸スタイルです。この厚さを感じさせないよう面の加工は「小銀杏面」といい外側が一段下がるようカンナ掛けを行い面を形成します。本体は移動時や納入時に安心の三つ重ね。狭い場所への設置が可能です。
開き扉内に衣装盆は4杯。チーク材を巻いた特別な衣装盆です。高価な着物を湿気の影響が少ない上部に仕舞います。引出しは三ツ割の小引出しが1段、大引出しが6段あります。着物はもちろん洋服を仕舞い整理たんすとして使えます。
天板と本体の接合部は蟻組みにてしっかりと組まれ、全面は45゜の留め仕上げにて狂いもなく接いでおり、両角は面取りを施し伝統的は造りで仕上げています。また削り込みを行い形出しをする天丸仕上げは全体的にやさしいイメージになり和家具らしくなります。
引出しの前板と側板を接合する際に使われる技術を「蟻組み」といい、楔形に加工された形状が、お互いをぴったりとかみ合わせることで「引き出す力」に対して非常に強固な構造を生み出します。そのため、毎日頻繁に開け閉めする引出しが、長年の使用でゆるんだり、抜けたりするのを防ぎます。そして、その引出しの四面をかんなで削り、仕込むことで気密性を高めます。これにより、桐たんす本来の優れた調湿性や防虫性を最大限に活かすことができ、大切な着物を湿気や虫から守ることに繋がります。
衣装盆の四隅の外側と内側を丸く仕上げました。厚い桐無垢板の内側を削り隅を丸くする大変手間の掛かる仕事で器用な職人でなければ出来ません。上端にチーク材を巻くことで汚れが付きにくく、アクセントになります。底板は横長に使い、四面すべて砥の粉で仕上げることで前も後ろもありません。もちろん撥水加工により汚れが付きにくい高価な衣装盆です。その衣装盆は4杯あり、1杯に3~4枚仕舞えます。
引出しの先板は技術やこだわりがある証として「剣先留め」加工を施しています。もちろん組接ぎ手は引っぱり力に強い蟻組みを採用。また底(裏の部分)はアーチ型に細工がされており引き出しがスムーズに開閉できます。見えないところまでしっかりとした造りにすることで気密性が高く使い勝手の良い桐たんすになります。
本体を支える台は箱のような構造になっており、床からの湿気を阻止するため重要な部位になります。尚且つ、本体の重量を分散させる構造にしてあり、強固かつ繊細に造られています。また、足元のデザインはシンプルに仕上げ、本体とのデザインバランスを保っています。接ぎ手は剣先留という木口を見せない工法で仕上げています。この桐たんすは本体の下角も丸く仕上げる四方丸スタイルであるため、台輪デザインも1段奥に下げた形にしました。緻密に計算され見えないところまで確かな技術で造られている台輪です。
サイズ W118 D49 H179
衣装盆 4杯
小引出し 1段 大引出し 6段
引出しにたとう紙(着物を包む紙)を入れると両サイドに手が入るスペースが十分あり、取り出しがスムーズです。着物は4~5枚ほど入ります。また、着物と帯をセットにして、空いたスペースに帯揚げ、帯締めなど仕舞うのもいいでしょう。セーター類もたっぷり仕舞え、着物が少ない方も整理たんすとして使用します。
※大引出し 内寸
幅1068㎜ 奥行き413㎜ 高さ126㎜(平均値)
※たとう紙の参考サイズ
幅880㎜ 奥行き360㎜
衣装盆にたとう紙(着物を包む紙)を入れると両サイドに手が入るスペースがあり、取り出しがスムーズです。少し大きめのたとう紙でもゆったりと仕舞え、着物は2~3枚ほど入ります。また、着物と帯をセットにして、空いたスペースに帯揚げ、帯締めなど仕舞うのもいいでしょう。
※衣装盆 内寸
幅990㎜ 奥行き383㎜ 高さ53㎜(平均値)
※たとう紙の参考サイズ
幅880㎜ 奥行き360㎜
製品仕様
本体サイズ | W1180 D490 H1785 |
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本体胴板の厚み | 37ミリ厚 桐無垢通し板 |
本体の面形状 | 大面取り 総面取り |
接ぎ手方法 | 蟻組み 剣先留め 木くぎ |
大引出し内寸 | W1068 D413 H126(内寸) |
衣装盆 | チーク巻き四方本丸盆 4杯 |
衣装盆 内寸 | W990 D383 H53(内寸) |
仕 様 | 三つ重ね 隠し箱 忍び錠 |
仕上げ | 砥の粉・ロウ仕上げ(撥水加工) |
金具 | ミリオンベル |
※ 撮影環境、ご使用のモニター、PC、スマホ環境により、色のイメージが微妙に違う場合があります。
※ 記載されている製品仕様は、予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
私たちの桐たんす造りはすべて手作業、手加工で行い、
40年以上にわたって培った経験を生かし
独自の技術、技法で長年愛用してきた道具と共に
何十工程にも及ぶ匠の技で造られてきました。
伝統工芸の枠を超え、
より良い製品を目指し進化し続けています。
一棹一棹丁寧に想いを込めて造り、
「末永く愛され、お使いいただきたい」という
私たちの想いが託されています。
桐たんす造りのプロたちが
全工程を自社で行うことにより、
安心、安全、高品質な
本物の桐たんすをお届け致します。