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品名 | 胴厚型焼桐昇たんす |
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品番 | YT-446 |
価格 | 1,298,000円 (税込み) |
備考 | オーダー対応可能 |
焼桐は、桐たんすの表面を焼くことで独特の風合いと趣が出せる仕上げ方法です。
桐は他の木材に比べ熱伝導率が低く「火に強い」と言えます。桐材はスポンジみたいな気泡質な構造で内部に乾燥した空気を多く含んでいます。この空気の層が断熱材の役割を果たすため、熱が内部に伝わりにくく、火がついても表面が炭化するだけで、内部まで燃えるのに時間がかかります。また、表面を炭化させることで、深みのある黒色や茶褐色になり、木目が浮き立つ独特の風合いや美しさが生まれます。モダンな空間にも和風の空間にもなじみやすく、高級感を演出します。
汚れ目が目立ちにくく、扱いやすい人気の高い桐たんす「焼桐たんす」です。自然に生息している太い桐の木でしか取れない貴重な木目を使い造り手のこだわりで木目をバランス良く揃えてあります。この素晴らしい材料で造られた桐たんすを焼いて仕上げました。
「桐材は火に強い」という特徴を活かし、表面をじっくり焼き上げます。木目も浮き立って見え、躍動感あふれる表情が魅力的です。さらに、焼桐たんすの造り方にも自信があります。長年の経験から、独自の制作技法を導入し、高熱に耐えうる桐たんすが完成。それにより焼くことで起きるリスクが解消。勿論、内部は随所に特殊な技法(蟻組み、剣先留など)が施されており、素材、造り、品位は申し分のない味わい深い最高の焼桐たんすに仕上がっています。
永く使用しても安心な造り。
天板と本体の接合部は蟻組みにてしっかりと組まれ、全面は45゜の留め仕上げにて狂いもなく接いでおり、両角は面取りを施し伝統的は造りで仕上げています。また削り込みを行い形出しをする天丸仕上げは全体的にやさしいイメージになり和家具らしくなります。
引戸内には右側に小引出しを用意しました。
和装小物や貴重品等を収納保管できます。
引出しの前板と側板を接合する際に使われる技術を「蟻組み」といい、楔形に加工された形状が、お互いをぴったりとかみ合わせることで「引き出す力」に対して非常に強固な構造を生み出します。そのため、毎日頻繁に開け閉めする引出しが、長年の使用でゆるんだり、抜けたりするのを防ぎます。そして、その引出しの四面をかんなで削り、仕込むことで気密性を高めます。これにより、桐たんす本来の優れた調湿性や防虫性を最大限に活かすことができ、大切な着物を湿気や虫から守ることに繋がります。
引出しの先板は技術やこだわりがある証として「剣先留め」加工を施しています。もちろん組接ぎ手は引っぱり力に強い蟻組みを採用。また底(裏の部分)はアーチ型に細工がされており引き出しがスムーズに開閉できます。見えないところまでしっかりとした造りにすることで気密性が高く使い勝手の良い桐たんすになります。
サイズ W117 D49 H177
引出しにたとう紙(着物を包む紙)を入れると両サイドに手が入るスペースが十分あり、取り出しがスムーズです。着物は4~5枚ほど入ります。また、着物と帯をセットにして、空いたスペースに帯揚げ、帯締めなど仕舞うのもいいでしょう。セーター類もたっぷり仕舞え、着物が少ない方も整理たんすとして使用します。
※大引出し 内寸
幅1068㎜ 奥行き410㎜ 高さ127㎜(平均値)
※たとう紙の参考サイズ
幅880㎜ 奥行き360㎜
製品仕様
本体サイズ | W1165 D490 H1770 |
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本体胴板の厚み | 27ミリ厚 桐無垢板 |
本体の面形状 | 平面 フラット仕上げ |
接ぎ手方法 | 蟻組み 剣先留め 木くぎ |
小引出し内寸 | W313 D410 H127(内寸) |
大引出し内寸 | W1068 D410 H127(内寸) |
仕 様 | 三つ重ね 隠し箱 忍び錠 |
仕上げ | 焼桐・ロウ仕上げ(撥水加工) |
金具 | マホガニ嵐色 透し桐 |
※ 撮影環境、ご使用のモニター、PC、スマホ環境により、色のイメージが微妙に違う場合があります。
※ 記載されている製品仕様は、予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
自然に生息している太い桐の木からしか取れない貴重な木目を使い造り手のこだわりで木目をバランス良く揃えてあります。
この素晴らしい材料で造られた桐たんすを焼いて仕上げました。
「 桐材は火に強い 」という特徴を活かし、表面をじっくり丁寧に焼き上げます。
表面仕上げを終えた桐たんすは深い色合いになり木目も浮き立って見え、趣のある表情が魅力的です。
桐材は他の木と比べると燃えにくい性質があり、それを生かした仕上げ方法が「 焼桐仕上げ 」になります。焼桐仕上げは一般の塗装とは違い、火で炙りながら焼色をつけます。大変神経を使う作業で、出来る職人は限られます。また、焼桐仕上げは桐材の呼吸を妨げず、引出し内の湿度調整を可能にすることで桐材の特長を最大限発揮できる仕上げ方法です。汚れ目が目立たない、趣のある表情、洋間にもよく合うなど利点が多々あげられ、大変高い評価をいただいております。
世の中には趣向を凝らした桐たんすがたくさんあります。そんな中見劣りすることなく、どことなく存在感を放つ「 焼桐たんす 」。実は素材こそが焼桐の良さを最大限引き出す当店自慢の焼桐たんすなのです。杢目の種類やバランスにこだわり世に二つとないオリジナリティー溢れる完成度の高い焼桐たんすを制作しています。