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品名 | 大面型四方丸昇たんす |
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品番 | KN-244 |
価格 | 1,320,000円 (税込み) |
備考 | オーダー対応可能 |
本体の厚みが40ミリもあり、良材を贅沢に使った「桐箪笥」です。じっくり時間を掛け渋抜き乾燥をした本桐は光沢の良さが魅力的。永年愛用されてその良さが実感できるはずです。40ミリ厚の本体は二つ重ねでありながら上から下まで木目が通る「通し板」を使用しています。この厚さを活かした面にするため大きく丸みをつけました。「大丸面仕上げ」と言い、ノミやカンナを器用に使い分け、丸みのある面を形成します。また、四隅に施した隅丸仕上げにも注目。「内側を丸くする」さりげない仕事こそが上品さを生みだします。さらに、棚板はすべて通し板を使ったり、水棚の造りや四方本丸盆なども見逃せないポイントです。全体的に優しいデザインのこの桐たんすは、ご婚礼のお客様を中心に大変人気があり、随所に特殊な技法(蟻組み、剣先留など)が施され、品質、品位の良さは申し分のない桐たんすです。
40ミリ厚の本体を上品に仕上げるために、前面を大きな丸面にしました。カンナとノミを器用に使い仕上げています。天板の接合部は蟻組みにてしっかりと組まれ、全面は45゜の留め仕上げにて狂いもなく接いでいます。また隅丸仕上げをすることで全体的にやさしい感じになります。
角丸を形成する
引出しの前板と側板を接合する際に使われる技術を「蟻組み」といい、楔形に加工された形状が、お互いをぴったりとかみ合わせることで「引き出す力」に対して非常に強固な構造を生み出します。そのため、毎日頻繁に開け閉めする引出しが、長年の使用でゆるんだり、抜けたりするのを防ぎます。そして、その引出しの四面をかんなで削り、仕込むことで気密性を高めます。これにより、桐たんす本来の優れた調湿性や防虫性を最大限に活かすことができ、大切な着物を湿気や虫から守ることに繋がります。
引出しの先板は技術やこだわりがある証として「剣先留め」加工を施しています。もちろん組接ぎ手は引っぱり力に強い蟻組みを採用。また底(裏の部分)はアーチ型に細工がされており引き出しがスムーズに開閉できます。見えないところまでしっかりとした造りにすることで気密性が高く使い勝手の良い桐たんすになります。
本体を支える台は箱のような構造になっており、床からの湿気を阻止するため重要な部位になります。尚且つ、本体の重量を分散させる構造にしてあり、強固かつ繊細に造られています。また、この桐たんすは四方丸スタイルといい桐たんす本体の四隅が丸く加工されていることが特徴です。台輪デザインも丸面の邪魔をしないようにシンプルなカタチに仕上げています。緻密に計算され見えないところまで確かな技術で造られている台輪です。
内丸仕上げ
サイズ W118 D49 H177
小引出し 1段
大引出し 7段
引出しにたとう紙(着物を包む紙)を入れると両サイドに手が入るスペースが十分あり、取り出しがスムーズです。着物は4~5枚ほど入ります。また、着物と帯をセットにして、空いたスペースに帯揚げ、帯締めなど仕舞うのもいいでしょう。セーター類もたっぷり仕舞え、着物が少ない方も整理たんすとして使用します。
※大引出し 内寸
幅1068㎜ 奥行き413㎜ 高さ128㎜(平均値)
※たとう紙の参考サイズ
幅880㎜ 奥行き360㎜
製品仕様
本体サイズ | W1180 D490 H1770 |
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本体胴板の厚み | 40ミリ厚 桐無垢通し板 |
本体の面形状 | 大面取り 総面取り |
接ぎ手方法 | 蟻組み 剣先留め 木くぎ |
小引出し内寸 | W313 D413 H128(内寸) |
大引出し内寸 | W1068 D413 H128(内寸) |
仕 様 | 二つ重ね 隠し箱 忍び錠 |
仕上げ | 砥の粉・ロウ仕上げ(撥水加工) |
金具 | 金ぼかし 鉄線花 |
※ 撮影環境、ご使用のモニター、PC、スマホ環境により、色のイメージが微妙に違う場合があります。
※ 記載されている製品仕様は、予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。
< 事例1 >
「着物専用に浅引出しが欲しい」
着物を重ねずに保管できるようにした事例です。
・幅116㎝ 奥行き49㎝ 高さ178㎝
< 事例2 >
「自分好みの金具に変更したい」
金具を変更した事例です。
・幅116㎝ 奥行き49㎝ 高さ178㎝